2014-07-01

【お知らせ】ブログ名変更について

その他

当ブログについて、ネット界隈の方につぶやいて頂いたようで、見たことのないアクセス数になって、少しあせっております。。

「インターネット界隈について調べるお」さんにインスパイアされて書き始めた当ブログですが、大柴さんが書いているんじゃないかとご迷惑をかける可能性があるかと思い、ブログ名を「インターネット界隈のファイナンスをヲチするブログ」「インターネットヲチャーのブログ」に改めました。

(追記~)「インターネット界隈の～」だとまだ紛らわしいかと思いましたので、再度変更しました。この場で恐縮ですが、改めて大柴さんにご迷惑をお掛けし申し訳ございませんでした。

登記簿の内容や(推定)時価総額をさらすのが道義的にどうか、というご指摘も頂くかと思いますが、まだまだベンチャーファイナンスは発展途上で、情報の非対称性も大きいと考えており、1人でも資金調達の際に役に立ったと言って頂けたらいいな、と考えています。(~追記ここまで)

最近モチベーションダウンしていたのですが、SansanさんやGunosyさんの追加調達のニュースもありましたので、ぼちぼち再始動したいと思います。

適度に見ていただけましたら幸いです。

2014-06-25

【2013年8月】'ネットショップをアツクする'アラタナ【5.5億円調達】

優先株式増資(3億円以上) 優先分配償還請求権コンバージョンプライス方式金銭対価取得請求権ミドルステージ登記簿情報 2013年下期ベンチャー(BtoB)

リブセンスさんの出資と相次ぐ買収で話題のアラタナさんについて調べてみました。

アラタナ増資まとめ

資金調達額5.5億円、ポスト時価総額20億円、優先株式+CB、希薄化率29.2%

アラタナ、総額約5.5億円の資金調達を実施 NTTドコモ・ベンチャーズ、リブセンス、ジャフコなどから | 株式会社アラタナ

セキュリティ、フルフィルメント事業を展開する2社を完全子会社化。グループCTOに24歳石森大貴が就任 | 株式会社アラタナ

アラタナ、国内最大級にして世界的に注目を集めるファッション系webマガジン「honeyee.com」を運営する株式会社ハニカムをグループ化、メディア×eコマース事業を開始 | 株式会社アラタナ

2014-06-24

ベンチャー企業の資本政策【希薄化:Dilutionまとめ】

番外編資本政策

一般に一度のラウンド（増資）で放出するシェア（議決権比率）10~15%程度、あるいは上限として20%程度まで、というのがよく言われている気がします。

たしかに10~15%程度の放出であれば、計算上は三度未上場で調達を実施しても、創業者（陣）が過半を持った形で上場承認までこぎつけられる計算になります。

上記を希薄化率（※）に置き換えると、

外部シェア10%　⇒　希薄化率11%

外部シェア20%　⇒　希薄化率16%

という計算になります。

（希薄化率の計算方法）東証HPより

希釈化率：A / B (%)

A：当該第三者割当により割り当てられる募集株式等に係る議決権数（転換又は行使により交付される株式に係る議決権数を含む。潜在株式数の算定にあたっては行使価額等が修正される場合はその下限で算定する）
B：当該第三者割当の募集事項決定前における発行済株式に係る議決権数（潜在株式は含めない）

上場企業の場合、希薄化率が25%を超える場合、1.第三者委員会の意見、2.株主総会決議が必要となります。（例外有り）

実際、昨年意向大型増資を実施したベンチャー企業がどの程度の希薄化率なのかを調べてみたいと思います。