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インターネットヲチャーのブログ

インターネッツの片隅からつぶやきます

IPOやM&Aはおめでとう??


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最近ベンチャーキャピタルから調達した方に、「おめでとう」と言うことが適切なのか、という議論を時々見かける気がします。

 

  • 投資家からしっかり評価されて、更に事業拡大のチャンスを得られたんだから、「おめでとう」でいいじゃん
  • いや、期待値をもとに投資家から資金を得ただけで、現時点で何かを成し遂げたわけじゃないでしょ、だから「おめでとう」じゃないんじゃない

 

これって、IPOM&Aでも同じことが言えるのではないでしょうか。

私は、

  • ニュース当日⇒おめでとう
  • ニューズ翌日以降⇒これからが勝負ですね

と思ってます。さすがに事業の節目を迎えるにあたって、これまでの苦労を思い、一日ぐらい浮かれたって罰は当らないと思います。

ただ、ファイナンス、IPO、株式売却、事業売却etc...これって、みなさんも「ドヤッ」という顔をしながらインタビュー記事でおっしゃっているとおり、何か事業上の目標達成のための手段でしかなくて、ゴールでは決してないですよね。その節目以降の飛躍によって評価されるべきだと思います。

 

もちろん、当初から富と名声を得るためだけに事業を開始して、絶頂で事業(又は会社)を売却したら「はい、さよなら~」、という方に対しては、単純に、「おめでとう!!」でいいと思います。

が、あまりこういう方はお見かけしないように思います。

 

当事者の方は、浮かれている暇なんて実際ないと思うのですが、周りの方もチヤホヤして呑みに連れ歩くのは止めて、事業に集中させてあげた方がいいのではないかと思います。

 

さて、昨日象徴的な買収事案が2件同時にございましたが、現在の事業規模を鑑みると、相当程度将来の成長可能性を見込んだバリュエーションとなっているように見受けられます。

 

今後も買収企業(今回であればD社)が、既存事業の収益と会社の将来を賭けて買収施策を継続するか(できるか)は、今回の被買収企業の成否にかかっているのではないでしょうか。

 

被買収後の成長は、ひとえに被買収会社の経営者に係っているわけではなく、もちろん買収会社のその後の支援にもよるとは思いますが、数年後に

あの価格でも買収しておいたよかった

と思える形にならないと次にはつながらないと考えます。

 

被買収会社の経営陣は、それだけの成長期待が重くのしかかっているというだけでなく、ベンチャー業界全体の流れ(大企業によるM&Aの増加&大型化)も左右されかねないとの意識も求められるのではないでしょうか。

 

結局現状のベンチャー業界の盛り上がりは、

大企業や上場ベンチャー企業の

によるもので、これが足元ではVCやM&Aに回っているわけですが、数年後に

  • あれはバブルに踊らされただけで、キャッシュを無駄遣いした
  • やっぱり自前でやった方がいい

という認識に陥る可能性も否定できません。

 

個別のベンチャー企業の経営者にその責任を負わせるつもりはありませんし、

経営者:高く売れたぜ、ひゃっほー、俺ってSUGEEEEEE!!!!!!!

周り:おめでとう (MESHI OGOTTE)

というふうに浮かれているとも思っていません。

今頃買収企業の担当者や経営陣は、本当にこの買収が正しかったのか、これからどうやって会社の新たな軸を担う事業に育ってもらえるのか、胃が痛いと思います。

 

せめて買収評価額と見合うだけの収益貢献をして、買収会社から

本当にグループに入っていただいてよかった

と認識され、

  • 被買収会社の創業者はエンジェル投資
  • 買収会社は次の買収

とつながると、いよいよブームではなく、ベンチャー業界の発展につながるのではないでしょうか。

もちろんベンチャー投資は確率論で、一発必中なんてありえないですから、今回の買収劇がたとえ「失敗」という認識に数年後になったとしても、それを持って創業者の責任を問うたり、買収会社が買収施策を止める理由にしたり、ベンチャー業界のM&Aの波はあの案件のせいで消えてしまった、というのは間違えている、というのは承知しております。

 

ただ、グループ企業参画後に、期待以上の成長を成し遂げられるかどうかは、自社のためのみならず、日本のベンチャー業界の発展にも影響を与える可能性があるのでは、と想像しています。

 

というわけで、

これからが勝負ですね!!

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