読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

インターネットヲチャーのブログ

インターネッツの片隅からつぶやきます

いまのベンチャー業界はバブルか??


スポンサードリンク

最近

「今のベンチャー業界はバブルか」

という記事をよく目にするので感じるところをまとめてみました。

 

前提として、

  • 特に今年に入ってから、全体として株価の上昇は見られる

と認識しております。

 

 (ご参考)

2013年 未公開ベンチャー企業の資金調達の状況 - entrepedia - アントレペディア

・未公開企業の資金調達額 2013年は増加に転じる。
・1社あたりの資金調達額(中央値)は5,000万円 前年の2,000万円から2.5倍に拡大。
資金調達を行った企業数は前年より減少するが、2013年後半から資金調達額の大型化が顕著。
・シード、アーリー期の資金調達が活発。設立3年未満の社数割合は66%、調達額割合は43%。
・インターネットをビジネスモデルとする企業の割合は80%を超え、調達額も増大。
・2013年は海外で活躍する日本ベンチャー企業の資金調達が増加しているのが特徴。
・投資状況ではCVC、外資VCが健闘 上位30社中 CVC 7社、外資VC 6社。

 

これをもってバブルといえるか、wikiによると、

バブル経済であったか否か
「急激な資産価格の上昇=バブル経済」かのように表現されることもあるが、実体経済に合わせてソフトランディングした資産価格上昇はバブルではない。投機による下支えが不可能となり、バブル崩壊が起こって、初めてそれまでの経済がバブル経済であったということが分かる。

とのことなので、現在の株価上昇局面がソフトランディングするかどうか、

がバブルかどうかのポイントになるかと思います。

 

 

その観点から申し上げると、

現状はバブルではない

と考えます。

 

株価上昇は単純に需給バランスの変化によるもので、実体として、株価上昇に見合ったベンチャー企業のレベルの上昇があるか、といわれると、Noだと思います。

(起業家の方に優秀な方は増えているものの、株価の上昇の方がより急だという意味で)

 

VCは継続性が鍵

一方で、昨年の相次ぐ大型ファンドやCVCの設立によるリスクマネーの供給過多状態は今後数年続く可能性が高いと思います。個人で把握できている限りでも、アクティブな出資者は80社以上あります。

ファンドの組み入れ期間は今後3~4年は継続するため、外部環境の変化(ex.アベノミクスの終焉)があったとしても、VCは組み入れを継続しなくてはならないからです。

 

  (ご参考:2013年設立 国内投資対象ベンチャーファンド集計)

2013年設立 国内投資対象ベンチャーファンド集計結果 - entrepedia - アントレペディア

ファンド数は29ファンド 前年13ファンドの2倍以上に
ファンド総額は1,942億円 前年300億円の6倍以上に
ファンド平均規模は71.9億円 前年23.1億円の3倍以上に
・バイオ・医療・ヘルスケア、クリーンテック・エネルギー関連を対象とするファンドは2008年以降最大に
・シード、アーリーステージ選好ファンドは堅調
・新規参入や事業会社の参加などでベンチャー業界が活発化

 

VCにとっての競争環境(組み入れはしなくてはならないが、競合VCもたくさんいる状況)が変わらない限り、多少株価水準が落ちるとしても、下落はソフトランディングで済むのではないでしょうか。

一方で、リーマンショックの際には、組み入れ期間が残っているVCの中で一旦全投資を凍結したところもあるので、バブル崩壊が起きる可能性も否定はできないですが。昨年から今年にかけて儲かっているVCはこのリーマンショック後も継続して投資(セカンダリー含む)していたVCなので、外部環境に関係なく投資を継続するのがVCにとっての正しい戦略だと思います。

 

また、バブルかどうかは置いておいて、現在の株価水準で投資を行って、数年後にどれだけのVCが儲かっているかは不安を感じます。

グローバルに事業を展開して、時価総額1,000億以上でIPOする企業が1社でもでればファンドリターンは期待できますが、上場株式市場が冷え込んでいて、かつ小型上場のみだと厳しい結果になりそうです。歴史が繰り返さなければいいのですが。

 

万一バブル崩壊が起きると何が起こるか

現在の相場がバブルであり、未上場株式市場にバブル崩壊が起きた場合、アップラウンドでの追加調達だけでなく、ダウンラウンドでさえ調達できなくなる可能性も否定できません。

実際リーマンショック後には追加調達できないベンチャー企業が続出しました。

 

そう考えた場合、ベンチャー企業のとる方策は、

  • とにかく事業を成長させ続ける
  • 追加調達を考えなくていいほど今調達しておく
  • 追加調達を考えて、株価を上げすぎない

のどれかではないかと思います。

調達環境が悪化すれば、資金調達できるベンチャー企業の選別は進みますが、結局成長している会社には資金は集まります。苦しくなるのは、成長が止まっている企業、シード・アーリーステージのベンチャー企業でしょう。

広告を非表示にする