インターネットヲチャーのブログ

インターネッツの片隅からつぶやきます

【2014年5月】大型調達Sansanの時価総額はついに100億円超えか


スポンサードリンク

規定路線だったのだと思いますが、Sansanさんから大型調達のリリースが出てましたので、調べてみました。

 

Sansan、総額14.6億円の第三者割当増資を実施 〜法人向け名刺管理・共有サービスを北米で提供開始〜 | お知らせ | NEWS | Sansan株式会社

 

Sansan増資まとめ

資金調達額14億円、ポスト時価総額102億円、優先株式、希薄化率16.7%

 

【前回記事】

【2013年4月】クラウド名刺管理のSansanの時価総額は45億円?? - インターネットヲチャーのブログ

 

Sansanの増資概要

Post時価総額 :10,181百万円 (潜在込み10,258百万円) 

第三者割当日 :2014年5月15日

調達額    :1,461百万円  (1,461,206,616円)

新規発行株数 :339株 (顕在14.3%、潜在14.2%)

株式の種類  :B種株式

発行価額   :4,310,334円

引受先    :産業革新機構、DCM、日本経済新聞デジタルメディア、環境エネルギー投資、GMO VP

発行済株式数 :2,362株 (増資直後)

(普通株式1,778株、A種株式245株、B種株式339株)

新株予約権  :18株

社外取締役  :インキュベイトファンド 赤浦氏、産業革新機構 鑓水氏

(社外取締役の責任限定の定め有り)

 

(所感)リリースでは引受先はDCMなどとなっていますが、産業革新機構さんがイードインベスターのようです。日経子会社さんが出資するのは珍しいですね。時価総額はついに推定100億円を超えました。

 

SansanのB種株式(優先株式)について

■優先配当、非累積、非参加:B種5%>普通

■優先分配、悲惨か:B種*「B種株式係数」>普通

 ※「B種株式係数」:当初1、株式分割、株式無償割当て、株式併合の際に適正に調整

普通株式への転換請求権:コンバージョンプライス方式、ただし関係者向け20%を上限とするSO発行と、買収等または組織再編により当会社の株式、新株予約権その他の証券または権利が付与される場合には適用されない。

普通株式への強制転換:上場時

 

(所感)前回ファイナンスのA種株式が普通株式に転換され、おそらく今回が上場前の最終ファイナンスになるため、A種株式と比較すると非常にすっきりした内容になっています。

 

Sansanの前回ファイナンス(A種株式)について

Post時価総額 :4,511百万円  (SO込み:4,551百万円)

第三者割当日 :2013年4月26日

調達額    :506百万円  (506,756,700円)

発行価額   :2,252,252円

引受先    :ニッセイ・キャピタル

株式の種類  :A種株式

 

(所感)前回A種株式は追加調達を前提としたファイナンスでした、詳しい内容は前回記事をご覧頂ければと思います。発行価額が2,252千円⇒4,310千円と1年間で約1.9倍となっています。8(eight)事業が順調なのでしょうか。

 

Sansanの追加ファイナンス(普通株式)について

実はリリースにある14.6億円の調達の後、普通株式で38百万円を追加で調達しているようです。しかも株価は前回ファイナンスと同じ2,252,252円です。誰が引き受けたんだろう。既存株主が同じ株価で追加出資できる権利でも持っていたんでしょうか。

 

第三者割当日 :2014年5月29日

調達額    :38百万円  (38,288,284円)

発行価額   :2,252,252円

引受先    :不明

株式の種類  :普通株式

 

Sansanの上場準備体制(2014年6月時点)

株式分割 :未実施

監査役会 :未設置

会計監査人:未選定

⇒ いつでも上場いけそうな雰囲気は漂いつつありますが、形式的にはまだ準備完了という感じではないでね。

 

Sansanの求人/採用/転職情報※絶賛採用募集中のようです。

募集職種:エンジニア、フロントオフィス

くわしくはこちら ⇒ 採用情報 | Sansan株式会社

 

====Sansanの基本情報====

【商号】  Sansan株式会社

【設立】  2007年6月

【代表者】 寺田 親弘 氏

【資本金】 1,107,948,320円

【ビジョン】ビジネスの出会いを資産に変え、働き方を革新する

【URL】  Sansan株式会社 - クラウド名刺管理